四神と占星術の関係性(ドラゴンヘッドとテイル、バーテックス、ASDなど黄道の接点の解釈)—占星術⑦

2024-02-12

| Ⓒ なとり

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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ドラゴンヘッドとドラゴンテイルが四神のひとつである玄武ではないか——という考察をあげている。

しかし、四神は『鳳凰』『青龍』『白虎』と他にも存在しているが、こちらの四神は占星術上では何を意味しているのかについてを解明しきれなかった。

コメント欄の話で「バーテックス」についてあがったので、バーテックスってなんだろう? ってなったところ、なるほどと四神の設計が成立したので、その件についてを書いていきたいと思っている。

 

黄道とは太陽の通り道を意味している。黄道と接するように存在している線が『地平線』『白道』『子午線』『卯酉線』である。

それぞれの接点には占星術により意味がもたらされている。

四神と占星術の意味
占星術
青龍地平線ASD・DEC
玄武白道ドラゴンヘッド・ドラゴンテイル
鳳凰子午線IC・MC
白虎卯酉線バーテックス・アンチバーテックス

地平線とは、日の出と日没を意味する。黄道との地平線の接点が日の出をASD(アセンダント)。日没をDEC(ディセンダント)としている。(青龍)

白道とは、月の通り道を意味する。黄道と白道の接点がドラゴンヘッドとドラゴンテイルを意味する。(玄武)

子午線とは、子を北とし、午を南とし、北と南を繋いでいる線を意味する。黄道と子午線の接点がICとMCを意味する。(鳳凰)

卯酉線とは、卯を東とし、酉を南とし、東と南を繋いでいる線を意味する。黄道と卯酉線の接点がバーテックスとアンチバーテックスを意味する。(白虎)

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占星術と四神による錬金術の自己統合の種類について

上記の通り、黄道には4種類の軸(線)により接点が生じ、8種類の点が生まれる。それぞれに名称がつけられているが、そのうちのひとつが玄武を構成しているドラゴンヘッドとドラゴンテイルであった。

玄武では、太陽の通り道と月の通り道が重なり合った部分が象徴され、月と太陽という男性と女性による統合を意味している。(アニマとアニムスの統合

青龍では、太陽の通り道と地平線の通り道が重なり合う部分をASD(自己)とDEC(他者)という概念により、自分と他者による統合を意味している。

鳳凰では、太陽の通り道と北と南の線が重なり、社会とプライベートの統合である。個人の意識と社会の集合との統合って感じだろうか。

白虎では、太陽の通り道と東と西の線が重なり、バーテックスの思想から無意識との繋がりと個人の繋がりを統合していると考える。

この四つの統合が成されることにより、最終的には『麒麟』が導き出され、聖人となると考える。黄道そのものが麒麟とも考えられる。

四神の意味


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図の説明:四神の意味について

それぞれの四神により統合された内容は『自分』と『何か』である。

そのうちの『なにか』が四神が象徴しているものとして考えることができる。

  • 青龍・・・・・・結婚相手(他者)
  • 鳳凰・・・・・・社会
  • 白虎・・・・・・無意識
  • 玄武・・・・・・異性

私たちにとって四つの概念となる『結婚相手(他者)』『社会』『無意識』『異性』という意識は、自分とは別の存在だと認識している物でありながらも、自己統合後には『自分である』とも認識できるようになる。

つまり、結婚相手(他者)は自分である。社会は自分である。無意識は自分である。異性は自分である。

この自分であるとしているが、同様に分離意識も元々に生まれ持っている為、それぞれ結婚相手は自分ではない、社会は自分ではない、無意識は自分ではない、異性は自分ではない——として考えることもできる。

たいてい私たちの意識は後者にある『自分ではない』という感覚が強い状態にあるため、前者における『自分である』という意識が芽生えることで一体化(ワンネス感覚)を持つこともできるのと同時に、共存することができるようになる。

 

自己統合を四神により果たすことで結婚相手との円滑、社会での活躍、無意識との繋がりの強化、異質性の理解という部分を得られるようになる。

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四神を統合し個性化へ向かう

それぞれ『西と東』『北と南』は異質ゆえに統合していくことにする。(なんとなくである。)

図の説明:四神を統合する
図の説明:四神を統合する

鳳凰と玄武による社会と異性性の統合では、異質な文化や自分とは関わり合いのない文化など、関係性を持たない世界観を内包していく意識にある。

私たちは自分の世界の外を知らない。私たちは知っている範囲のことしか知らないわけなんだが、それ以外にも社会というコミュニティーが存在している。

感覚的に言うと、日本とアメリカとか。日本とアフリカみたいな感じ。自分の母国ではない国とのつながりを見つけていくことが鳳凰と玄武による統合による結果により生まれてくるんだが、もっと私たちの感覚にまで落としてみる。

私たちは異性という存在には異性による世界が存在していることを理解できるよになるってことなんだ。私たちは意識が個人に留まりやすく、相手の目線の先には『相手の世界』が存在している。その相手の世界を尊重することができるようになることが鳳凰と玄武による統合だと思っている。

たとえば、男性が話す音楽の話に興味がないかもしれないが、そこには『音楽の世界』が存在していることを理解する。たとえば、聴覚障碍者の世界に対して『聴覚障碍者の世界』が存在していることを理解する。

その世界観を否定もせず、ただ『認識し受け入れる』という相手には相手の社会が存在していることを受け入れることに意味がある。その第一歩が玄武の男女の統合にあり『相手には相手の家庭が存在することを受け入れる』ことに意味がある。

 

青龍と白虎による他者(結婚相手)と無意識の統合では、他者とは常に無意識により具現化されているという認識にあることかと思われる。いわばこれが幻想の根源にあり、幻想により私たちは多くの他者に対しての誤解をしていることを理解する。

幻想とは『頭の中で理解し、現実を見ないこと』にあるため、魔境そのものも幻想となる。

引き寄せの法則などは、この青龍と白虎による無意識と他者の統合的な感覚により認識されていることかと思われる。

図の説明:統合により導き出される意識
図の説明:統合により導き出される意識

青龍と白虎による他者と無意識による統合からは『集合的統合意識』が芽生えるとする。これは他者は自分の無意識であると言う感覚にある。

鳳凰と玄武による社会と異性性による統合からは『集合的分離意識』が芽生えるとする。これは他者と自分の無意識は別に存在しているという感覚にある。

集合的統合意識と集合的分離意識のふたつを統合することにより、集合的無意識が導き出されるとして考える。これが『麒麟』であり、集合的無意識にアクセスが出来るようになった人が聖人なのである。

私たちは『個』であり、また『集合体にある』というこの2つの意識を自分のなかで収めることができるようになっていく。

たいていの人は「自分と他人が同じじゃなきゃ嫌。」なわけで「自分と他人が違いがないとダメ」なわけなんだが、同じであることも、違うことも受け入れ続けていくことにより、最終的には『個性化』と『集合的無意識』が成立することになる。

集合的無意識と対峙するのが『個性化(セルフ)』となる。