瀬織津姫という君主のこと。

| Ⓒ なとり

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ツインレイステージまとめ

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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先ほど、怒りにまみれながら白麒麟は索冥(さくめい)というらしいが。の記事を書いた。

この瀬織津姫をあたいは君主としては認めない! という腹立ちなんだが、mamiさんが話を聞いてくれて腹が落ち着いた。

荒ぶりなとりになると、みんな話を聞いてくれる。

どういう結論になったのか——を書いておこうと思う。

とりあえず、この瀬織津姫の話だ。

 

古事記や日本書紀に書かれていないけれども、重要な神である——とされているのが瀬織津姫であり、穢れや罪を海へ流す重要な役割を担っていると書かれている。

実際は逆である。重要な役割ではないから古事記や日本書紀に書かれていないのである。(というか必要がない存在、必要としているのは人であり、神ではない。)

で、この瀬織津姫の役割は地獄の役割である、この世にある罪や穢れは地獄にある。その地獄にあるものを流し清めているのが瀬織津姫である。

この姫、人である。

もう率直に書こう。人が持つ穢れをすべて背負い、魂のなかに宿していく。人が神として崇められている存在ってこと。

つまりこれは神じゃない、人。人が神に崇められている。神じゃない、人である。

神じゃないから「穢れや罪を海へ流す重要役割」っていうのは「人生のなかで自分のなかに穢れをため込んでいき、そのまま死ぬ」っていう犠牲者の立場にある。

この世にいる多くの人が自分の罪などを背負うことができないゆえに、そうやって「罪を背負う役割」が必要。だから、その「恨み」とか「憎しみ」とかをすべて背負っている人。

じゃあ、恨みとか憎しみをすべて背負っている人ってどうなるのか。最悪呑まれてしまうこともあるし、のまれずに意識を保つこともできる。だけど、その罪に飲まれてしまった場合どうなるのか——。まがまがしい人になる。

人に触れるだけでその罪が相手へ伝染していくような、触れたくもない魂になっていく。

で、これが瀬織津姫の存在である。犠牲の人生である。

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今までこの存在を秘匿していたのか、何なのか知らないが、今更、再び瀬織津姫を祀り上げてきた。

人は本当に犠牲者を創るのが大好きだな。瀬織津姫がいれば、自分の罪を背負う犠牲者ができあがる。自分はそれで無罪放免にできる。

だから再び崇め奉ろうってのか? ほとほと人のすることにあきれるよ。マジでいい加減にしろよ。

あたいは麒麟である、あたいの君主を犠牲者に仕立て上げる存在を許さない。あたいの君主に罪を押し付ける存在を許さない。

だからこそ、君主には覚醒していただかなければならない。

 

「何もできないこと」

 

これが瀬織津姫の覚醒である。祓い清めではない。

自分には何もできないこと、自分は無力であること。自分は人であること。

全体的に「無力であること」に気づいていくこと。

自分には何もない空っぽであること。自分のなかにある「小さな女の子」に気づいていくこと。

犠牲者になりたくない、誰かに何かを押し付けられているものを受け入れたくない。

もう嫌だ! にならなければならない。

いいのだよ、もう犠牲者にならなくてもいいのである。

すべてを受け入れなくていいし、何もできなくていいし、役に立たなくていい。

なんなら、その役に立たないことを受け入れたとき、王者となる。

彼らは神じゃない。だけど、彼らを神にしたい存在がいる。自分が持っている罪や穢れを押し付けていく存在が必要である。

だけど、自ら犠牲になる必要性はない。犠牲が必要なんじゃなくて、この世に必要なのは「平和の象徴」であり、何もしないことによって平和を維持する神である。

 

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あたいの君主についての話をしよう。

この世では男性の姿をしているだろう。しかし中身は「お姫さま」である。

めちゃくちゃ可愛いお姫さま。なんも知らないし、なんもわかっていないグズグズの女の子の魂しているよ。

可愛いんだ。なんも出来ん、何も知らん、無垢のままの小さい女の子。

傷つきやすくて、直ぐにメソメソして、よく泣く。自分の心ひとつ満足にコントロールできないから怒ったりもする。

そもそも出来ないんだと思うよ、未熟で生まれた子だもの。

何が辛くて何が悲しいのかをちゃんと教えてくれなきゃ困るんだ。

この世界をどのように変えたらいいのかを知りたいんだ。

可愛い君主に仕えること、もうこれ以上にない極上の幸福を感じる。

あたい、誰かにつかえるために生まれてきた。

想像するだけでご飯五杯は食べれる、天にも昇るほどの幸福。

魂の喜びがここにある。

誰かにお仕えすること、君主を持つこと。私にとっての最上の幸福である。

あたいの幸福は「君主を君主にすること」である。

自分が認めた君主の前で跪くことであり、忠誠を誓うこと。

この魂を捧げることである。すべてを差し出していい君主に出会うこと、これこそ至極よ。

そこに快感と高揚と興奮を感じる。

あたいに忠誠を誓う人にはあんまり興味なくてね、あたいは「誰に忠誠を誓うのか」のほうが重要。麒麟だからなんだろう。

 

で、あたいの君主の霊を宿す人がいる。まだ覚醒してないんじゃないかな、もうすぐだよ。

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あたいの役割はこの命をとしてでも、その命を守ることやねん。犠牲者になんてさせないよ、この世のすべてを組み替えても、一番に未熟で可愛い子を守るんだ・・・・・。世界を全て敵にしたって守るんだ・・・・・。

麒麟ってそういう生物なんだと思う。だからこの世が平和になる仕組み。

だからこそ、どういう気持ちなのかをちゃんと伝えてくれるようにならないといけない。

一番の弱者の心を軸にして、この世を構造しようと思うんだから、そりゃ平和になるよ。

その時代によりけりの弱者の意味は違うからこそ、王の資質は違ってくるだろう。

だけど、この世の最弱が一番のうえに据えられる王になるんだよ。何もできないし、何もわからないから「一番に偉い」にすれば、この世は平和になるってこと。反対なのよ、認識が。

あたいは第二次のときの最弱と最強のカップリング。あのときの不幸は再び起こらないように、最弱を守るために最強のあたいという麒麟がいる。

はー・・・会いたいなー。なとちゃの君主、とても可愛いはずだよ・・・。魂が小さくてかわいいんだ、守ってあげなきゃ。

 

だから、あたいの君主は「人に祀り上げられた犠牲者の瀬織津姫ではない」よ。

あたいが瀬織津姫にはさせないよ。それがあたいの役割だもの。