異性を選ぶ徳と、選べない徳
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さよなら、ツインレイ
当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。
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前に「異性を並べて、どれにしようかなって選べるってことは、やっぱり徳がある」みたいな話をされたことがある。
なるほどなと思った。
そして、私は今回、彼と出会うと同時にほかにも複数人の異性がいるなかで、彼を選んだ。
だけれど、異性を選ぶという観点の徳では、私は違う視点を持っていたことを書いておこうと思う。
私は「選べない徳」があると思っていた。それが一番にすごい徳なんじゃないかと思っていた。
それは「たったひとりしかいないこと」である。それ以外に選ぶ余地がないこと。それが選べない徳なのだと思っている。最高の徳。
与えられたものを手に取るだけでいい徳。最高、何もしなくても、ただ与えられる。ひとつだけを手に取るだけ。それ以外に何かを考える余地もなく、ただ「それ」だけなのである。
たぶん、女性にとって目移りしないことはすごく大事なことなんだと思っている。もちろん、男性にとっても同じこと。
どっちにしたって、目移りせず「ただそれを手に取ればいい」という状況が、一番に徳があり、なにも争いが生まれない。
これでしかないし、それでしかない。それ以外にはありえない。
大黒さまとヤガミヒメによるうさぎの縁は「選ぶ」という時点で私にとっては、ヤガミヒメの持つ不徳だったんじゃないかと思っている。ヤガミヒメは大黒様をほかの兄弟たちと比べて選んだんじゃないかな。
けっきょく、ヤガミヒメの不徳は、大黒さまにも選ぶ権利が生まれてしまったんじゃないかな。
美女は美女で、それはそれで不徳なんだよ。多くの人に注目され、多くの人に求婚されることは選ぶことができるけれど、自分の見る目が備わっていなかったら、ほかに目移りして次に行こうとする。
これが人生としての不徳を呼ぶ。
選ぶということは選ばれない可能性もある。
つまり、私は選ぶことよりも選ばないことのほうが徳が高いんじゃないか——と考えていた。
選ばなくても、たったひとりに選ばれること。それが女性にとっての最上の徳ではないだろうか。
そしてそれを手に取れるのも女性の徳の在り方。その存在が良し悪しに限らずな。
もし、私がヤガミヒメであり、彼以外と比べて彼を選んだのであれば、彼も私を誰かと比較して「私」を選ぶ権利があるんだとは思う。どっちがいいかなって選ぶってことな。
まァ、比較できるけれど比較はしていないよ。
ちゃんとひとりずつ向き合ったつもりだよ。そして、そのひとりずつに「結婚には違うな~」を見つけてきただけ。だから、みんな、納得していなくなり、彼だけが残った。
きっと彼も「結婚には違うな~」と想えば、ばいばいしちゃったと思うし。
五つあるうちのひとつを選ぶんじゃなくて、五つのうち、五つがダメなら全部ポイやねん。
「これでいい」のか「これがいい」のか。ずいぶん違う。
皆「なとり」のことなんて見てなかったよ。私の知性が好きなのよ。それって私なのかな? 女になったら、知性のかけらもなくなるよ。母になれば思考も薄れるよ。まっさらになる。
ホントのところで私自身を見ていたのは彼だけだったと思う。そうやって女になり母になる私を受け入れられるのは彼だけだったんじゃないかなァと思う。
これも比較になるのかなァ。爆
私たちの男女の祖といわれている、イザナギとイザナミの話。このお話のなかで、ふたりは「たったひとり」としか出会っていない。
一度目は女性(ナミ)が話しかけて失敗した。その子はヒルコとして生まれた。(あれ、私の次元間妊娠の件かな)
二度目は男性(ナギ)が話しかけて成功することになる。
つまり、ナミはナギに話しかけられるのを待っている。そして、それは「たったひとり」でしかない。
ちなみに私も最初、私から話しかけました。ヒルコが生まれたので、やり直しの仕切り直し。
彼を見つけるのは女性で、二人で始めるのは男性なんじゃないかな。
そういえば、彼と出会ったときに言ったような気がするなァ。
「彼くんが『今だ』と思うときが、そのときなんだよ。結婚はそのときでいいんじゃないかな。」
って。男性が「そのとき」と思うときまで、女性は待たなければならないのかもしれないねぇ。
おかげさまで、私は彼以外に選べない状況に陥っておりまする。ぶるぶる
なんなら今、誰もいない。きっとそのうち「ポッ」といい人がひとりだけでてくるだろう。それでいいんじゃないかな。最上の徳なんじゃないの。