自他領域による曖昧さによりツインレイが成立する話。

| Ⓒ なとり

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ツインレイステージまとめ

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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かなり危険なことやってたのかな? と思っている。

私がツインレイの彼と出会った年に流行った疫病。まま、私は疫病感染目下で、彼と話したりなんだりをしていた。

これがまた、私は幻聴幻覚もそうなんだけれども、他にも『自他領域の破壊』みたいな状態にもなっていたみたい。認識領域があまくなってしまう。

で、そのときに私は「このままいっしょにいたら結婚することになっちゃうよ。」と伝えている。彼は「いいよ。」と、いったので、そのままいっしょにいたのだけれども。

そっくりそのまま、自他領域がすんごい曖昧なときに彼と一緒にいると、彼を私のなかに内包する、彼は私を内包する——というカタチで「異性性」をそっくりそのまま相手をビジョンとして取り込んでしまうが為に、お互い結婚する以外にどうしようもないってことになる。

 

この自他領域って何か——なんだが。

私たちは自分と他人の領域をすみわけているのが当たり前である。

あなたはあなただし、わたしはわたし。だけれど、この自他領域が危ぶまれるとき、私たちは「相手を内包する」ことになる。

簡単に言えば、この時期におせっせして、相手をめちゃくちゃ受け入れまくった人は、この相手を受け入れた分だけ依存してしまうって感じかな。

それによって幻覚や幻聴も引き起こしやすいし、同時に『惹きあう力』がものすごく高くなる。

本来、人と関わっているとき、相手を内包する——だなんてことは起こりえない。相手がそっくりそのまま自分となってしまうなんてことはあり得ないんだけれど、この疫病の時期は『相手を内包する』ってことがいとも簡単に行えることができるスペシャルタイムだった感じ。

だけれど、この自他領域により『相手を自分としてしまう』状態になることで『自分が喪失する』ことにもなる。そして、それによってアイデンティティの破壊が起こりえる。私はこのアイデンティティの破壊で破壊しきってしまった感じ。

私は彼となり、今度は彼から自分を生み出すようなことを行っていく。

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さて、この自他領域が曖昧——としたが、この自他領域が曖昧にさせる手段は、ほかにも薬物などでも可能だったりする(んだが、危険だからやらないほうがいい。芯がないと戻れなくなる)んだが、ひとつ問題があげられる。

多くのツインレイの方々が「霊能的な部分からのまれて戻ってこない件」である。

この自他領域があいまいになると、私たちは精神領域を革命させることができ、ツインレイではない相手を『異性性』として内包することができるが、同時に『現実世界と夢の世界も曖昧』となる。これが幻覚や幻聴になってしまい、そこから脱却できない人が続出してしまったこと。

 

この時期における問題として、ほとんど『現実を現実として明確に認識すること』が重要だったんだと思う。

精神世界にのまれてしまい、わからないことをわかるとしてしまうとき、現実が見誤れるって感じだろうか。

 

で。これが古来に行われた夫婦の契り的なことなのだと思われる。相手のなかに自分の異性性をいれこみ、ほかの異性を求めないように設定するって感じかな。それを行えたのが草である。

でも、精神領域で相手を求め続け、そのまま泥沼化するケースもあるってことだな。相手がいい人ならばいいし、いい存在ならばそれがいいんだけれど、そうじゃないのであるなら、それって『関わらない方がいい』ってこともあると思う。

つまり、ツインレイの一件って、かなり『首皮一枚の危険』をやってたような気分。

最終的に、現実を現実として捉えることができないと、そのまま、夢の世界へバイバイって感じになってしまう。この世に地に足をつけて生きることが出来なくなってしまう。その理由が『慢心』にある。

ツインレイの期間で最上級の慢心状態になり、傲慢となるとき、自他領域が曖昧にもなる。

その傲慢をガンガン抜いていき、慢心を抜き切ることで『正常値』に戻るんだが、そもそも元々の人格が慢心が普通だったりすると、霊的世界から抜け出すことができなくなるってこと。

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自分を自制する——という自制心が強くなければ、慢心を抑制することなどできないわけで。そういう思考回路を元々もっていない場合、自他領域が曖昧のまま、この世の霊的世界から抜け出せなくなる。(よく、ツインレイの方の中でも『相手の気持ちが分かるんだよね』と言葉にする人もいるんだが「相手の気持ちが分かるってありえなくない?」っていう現実的な視点を持っていないから、自他領域があいまいとなる。この曖昧とは、人を決めつけにかかっていくから人との関係性が依存的になるし、モメるよねってこと。)

まずはツインレイの関係性を構築するために『傲慢により自他領域の破壊』を構築することで『愛』を成立させる。相手に愛されている! なんて、傲慢思想だよってことな。相手にしかわからないことを決めてしまう感じで、それが許される期間が『蜜月』だと思われる。

次に、ツインレイの関係性が破壊していく。『傲慢を抜いていく』ことになる。この傲慢を抜いていく作業のなかで、傲慢が抜き切れない人が多発。自制心とか、現実と非現実における領界を認識する視点の訓練が行えていない為。(傲慢はいけない、慢心はいけないという自制が育っていない。)

最後に、傲慢をすべて抜け切ると『自他領域が完成する』状態になり、ツインレイの相手が異性性の役割を模すことで『結婚』が成立するわけである。

 

この途中にある『自他領域が曖昧』な部分を『自他領域を明確化』にまで落としていく経緯で『心の采配』が必要にもなってくる。そして、ある程度の父性による抑制力がないと無理なんだろうなと思っている。

自他領域が曖昧なものを肯定してくれるのが母ではあるんだが、自他領域が曖昧なものを否定してくるのが父である。この自他領域を明確に持つことが、最終的には『自分と相手と自己のなかに精神的な樹立』というカタチに着地する。

でも、自他領域を曖昧ではなく、明確に持つことができないでいると「相手の気持ちが分かる」「相手を霊感的に理解する」とか。「相手はこう思っていると決めつける」とか、自分が目でみたわけでもない、自分が相手から話を聞いたわけでもない『事実はではない確認がないこと(もしかしたら嘘かもしれないこと)』を事実として捉えてしまうって感じかな。

可能性として100%ではない事実を100%として信じてしまうのが『妄想の信者』って感じになる。

わからないことはわからないよ。これが大前提の思想として持っておかなければならないんだけれど、わからないことが悪、わかっている自分はしゅごい! みたいな人は、ここで落とし穴にハマるみたい。

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あと色々情報が私の元にも届くので、それらを見て思ったこと。

まず霊感とする現象が起きる。誇示するために脚色がはいってしまっているケース。

それが自分はすごい人間だ! とかの心理もあるかもしれない。ほかにもスピリチュアルを自己都合的な形に解釈を組み替えていってしまい「ホントの事実を忘れる」みたいな感じもあるみたい。

つまり「ただいま」と言葉が聞こえたとして、彼くんではない声だったのに「彼くんだったのかな?」「あれは彼くんだった!」というカタチで『ただいまと彼くんが言った』という感じで脚色される。

最初は違った内容も、途中で「そう思い込みたい」という何かしらの動機があって、その欲求に従って『それが幻覚幻聴ではなく、さもツインレイのこと』というカタチで、着地してしまう。

最初は違うのに、最後は自分の思い通りのカタチに組み替えて記憶にインプットしてしまうと、もはや、霊的世界もぐちゃぐちゃになっていってしまう。

ここまでなってくると、自分の思い通りの形に組み替えてしまい、記憶にインプットしていく時点で『信仰』でしかない。事実ではない事実を信仰するって感じになる。

から『自分信仰』が始まる。

信仰って、わからないことを信じるのであり、わからないことをわかるとして定義するとき、それはもはや信仰になるんだと思う。

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だけれど、それもどれもこれも結局は「自分で信じたものが事実」ってことは皆同じだよね。

私は、自分の眼で見て、自分の耳で聞いて、いかなる経験であれど、自分の肉体における認識を最優先にする。そして、その経験を信じるよ。私が心で感じたことを信じる。

人の目でみたもの、人の耳できこえたもの、人の経験。

どっちを信じるのかは自由なんだと思う。

内容を自分で改ざんした内容を『信じる』のであれば、信じればいいと思う。きっと当人にとっては『それが自分が信じたものであり、事実である』という認識だから。

何を信じるのかは人それぞれ自由なんじゃないかと思う。

でも、私からすると度々「いや、それは事実ではないよ」と思いたくなることは度々ある。

慢心は他人軸を犯すような気がする。他人軸を犯し、内包しようとする。自分が、自分が、自分が、という意識は他人軸を犯し、破壊する。それって『ツインレイのことを破壊している』よね。

そして、ツインレイとは他人軸でもあって。慢心によってツインレイは破壊されていくってイメージ。つながりが薄くなり、せっかく自分のなかに内包されたツインレイの相手も、他人軸を自分軸で冒しちゃっているから、そこに『あいまい』が生まれ『依存』が生まれ、自分軸と他人軸の自立が出来なくなる感じ。