錬金術と錬金のプロセス│ツインレイと錬金術②

2023-12-15

| Ⓒ なとり

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ツインレイステージまとめ

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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錬金術とは金を卑金属を貴金属へと作り変えることとされています。

ハリーポッターではニコラス・フラメルが出てきますが姿は出てこず。ファンタスティックビーストでは当人が出てきました。(ファンタビの2の後半にでてきたのがニコラスだったよな気がします。本のなかの奥さんと会話していた人ですね、走るのがめちゃくちゃ遅い人。)

ニコラス・フラメルは錬金術を成功させたと言われている人物のひとりだと言われています。ほかにも色々な人たちが錬金術に成功したようですが、最後は悲惨な結果となった人たちも多くいるようです。

この錬金術は『金属』とされていますが、物質・人間の肉体・魂など、多くのものを『レベルアップさせる技術』として考えるのが妥当かもしれません。

 

で、今回、私が着眼しているのは『人間の魂のレベルアップする錬金術』についてです。

というのも、私のツインレイのステージと錬金術のステージがそっくりだったという理由から、錬金術についてはかたっぱしから読み漁ることになり、今回も、また図書館にお世話になることになりました。

ではでは、私自身の持論となりますが、錬金術とはいかなるものなのか——についてを書いていこうと思います。

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錬金術とは『硫黄』と『水銀』で作る

 

多くの錬金術師たちが『硫黄』『水銀』、そして『塩』によって『金』が精製できると信じ、このふたつをひとつにしようと努力を重ねてきました。

水銀
図の説明:水銀
硫黄
図の説明:硫黄
水銀硫黄

このふたつ。硫黄と水銀を合わせると『丹』が出来上がります。

朱色というのは、古代の言い方で「丹(に)」と言います。これは魔を払う力がある色と考えられていました。
丹を作るには水銀と硫黄を加工するのですが、この水銀も硫黄も毒性の高い物質です。その毒をもって魔を除ける、という意味合いがあった引用:なぜ、神社は朱色なのか?

錬金術の過程では『黒化』『白化』『赤化』という過程が存在し、最終的には赤となります。これが『丹』のことではないか——と考えられます。これが『魔除け』ということですね。

錬金術では色々な説が存在し、これはひとつの視点に過ぎません。

煉丹術とも書く。 服用すると、不老不死、軽身(身が軽くなり空を飛べる)、鬼神を使役し変身などの超能力をもつ神仙になれるという丹薬を製しようと、昔の中国で盛んに試みられた術。 不老不死は、秦(しん)の始皇帝や漢の武帝など、他にかなわぬことのない絶対君主にとって、最後に残った願望であった。引用:錬丹術(れんたんじゅつ)とは? 意味や使い方 – コトバンク

錬金術と同じよに『錬丹術』という中華思想も存在しています。

同じことですが、きっと地域によって意味合いが分岐していった——と考えられますね。

最近、ずっと鋼の錬金術師のアニメを流しながら、錬金術を調べまくっていますが、鋼の錬金術師でもこの2つの存在について振られており、錬金術の勉強にはとてもいいアニメだと思いました。基本的なものはほとんどアニメのなかで学ぶことが出来ますね。

では、ここから錬金術とは、

  • 金を創り出せる
  • ふたつをひとつに統合させるもの
  • 魔除け
  • 不老不死
  • 空を飛べる
  • 仙人になる

というものであることがわかります。ロマンあふれるものかなと感じますね。

水銀と硫黄と3原理


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3原理とは『硫黄』『水銀』『塩』にあたります。

硫黄の象徴図水銀の象徴図塩の象徴図
硫黄水銀
激しい火の象徴両性具有の象徴物質の固定の象徴

錬金術師たちは、それぞれを暗号としても使っています。

水銀

水銀の象徴図

水銀を「あらゆる金属の母」としています。理由を

  • 金属でありながらも水のような性質を持っていること
  • 安易に気化(液体が気体になる)すること

から金属の中でも特殊な金属として捉えました。

本来の金属とは対立するような存在が『水銀』と呼ばれている存在であり、水銀のなかには従来の金属とは対峙する要素が内包されている点が『二元性』として捉えやすい象徴として存在している。

ここから水銀は『両性具有』の意味合いを持っています。

硫黄

硫黄の象徴図

硫黄とは物質が激しく燃え上がる性質を持っています。

水銀の変容の為に熱することが必要(液体⇒気体)であるやめ、錬金術には『火』は欠かせない性質でもありました。

そのため、象徴として『硫黄』が適応されることになりました。

塩の象徴図塩は、最後に水銀と硫黄により出来上がった物質を固定するために必要な物質です。

最終的には『賢者の石』として形にするためには、塩が必須だったということです。

あまり錬金術のなかでは重要性がないようにも感じられますが、最後の最後には賢者の石を『形作る』ためには必要な物質です。

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2種類の錬金術

2種類の錬金術

私はここで2種類の錬金術として分類化してみようかなと思います。

  • 自分の欲求を満たす錬金術(不老不死・金の精製・名声)
  • 自分の魂の向上をする錬金術(楽園へ帰る魂の錬金)

つまり、錬金術とは『物質的なのか』、はたまた『魂の向上』なのかにより意味が違ってきます。どちらが本当の錬金術であって欲しいのかによって本質が変わってきますね。

錬金術とは『欲』の結晶

錬金術とは『欲』の結晶錬金術って『欲求の塊』ってことがわかるかなと思います。

人が望む欲求とは、

  • 死にたくない(健康であり続けたい)
  • お金が欲しい(贅沢がしたい)
  • 名声が欲しい(人よりも優位でありたい)

この三つですね。それぞれ『不老不死の薬』『金が精製できる』『錬金術師という名声』が手に入ると言うこと。

そしてそれに呑まれた人から『錬金術』に呑まれ、また、その技術に飛びついていきます。

多くの錬金術師が当時の『富を得た人たち』の手にかかり、技術を拷問を受けたりしながら吐き出させようとしました。

人は「あれも欲しい」「これも欲しい」という欲求を抱えている。そして「人から奪い取りたい」。

この錬金術というそれそのものが『欲求の権化の象徴』とも言えたのではないでしょうか。

 

これこそが『錬金術の失敗』なのだと思います。

この道へ進んだ錬金術師の末路は、悲惨を生みました。

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錬金術とは『賢者の石』を作ること

錬金術とは『賢者の石』を作ること

錬金術とは最終的に『賢者の石』を作成していきます。この賢者の石は「金に変えることができる」という能力がある。

 

私は、この錬金術を『魂を昇華させていくもの』として定義します。

この世における『欲求という煩悩』を捨て去ることにより、私たちはこの地上という地獄からhttps://olive-olived.com/twinray/date-ray/column-twinray/adam-ive/が共に暮らしていた楽園へかえることができる——ということ。

しかし、錬金術を『自分の欲求を満たすもの』であるとき錬金術は失敗に終わる為、この技術は『霊性が確立したもの』に引き継がれていきます。

魂はこの世の欲求にまみれている限りでは、楽園へ戻ることがでいない為です。

 

『賢者の石』についてです。

哲学者の石とも。 西洋錬金術で卑金属を貴金属に変える力をもつと考えられた物質。 病気にかかっている卑金属を治療し健康な貴金属に戻すとされ,したがって人体に対しても病気治療・不老不死の効果があると考えられて,熱心に探究された。引用:賢者の石(けんじゃのいし)とは? 意味や使い方 – コトバンク

『健康な魂に戻る技術』ということでもありますね。

錬金術とプロセス

錬金術にも多くのプロセスが書かれ、そのなかで一番に有名なのは、

  1. 黒化・ニグレド(死・腐敗・黒くなる・墓場のような悪臭)
  2. 白化・アルベド(浄化)
  3. 黄化(黄金化)
  4. 赤化・ルベド

というプロセスです。

黒化とは、聖なる婚姻により統合された賢者の石の原料が破壊されます。それにより死が訪れる。

この状態の黒化した原料は、腐敗・黒くなる・墓場のような悪臭の状態になります。

白化とは、黒化による原料を加熱したり、冷却したりなどを何度も繰り返していくうちに浄化されていきます。最終的には白くなります。

黄化の段階では『黄金』と化します。これにて『錬金術』は完成しますが、この段階からさらなる段階を経て『賢者の石』となります。

赤化とは、黄金を増殖させていく経緯にあります。この最終的に出来上がった物質が賢者の石となります。

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大いなる作業

魂を黄金化させる錬金術

錬金術には、12の操作が必要です。これは15世紀のイギリスの錬金術師であるジョージ・リプリーが錬金術の構成として作詞したものから読み解かれたものです。

イギリス最古の錬金術の教本という感じでしょうか。賢者の石にいたるまでの精製過程です。

大いなる作業(12の操作)

必要なもの・材料

  • ヒキガエル(水銀)
  • ヘビ(塩)
  • ドラゴン(硫黄)
  1. 煆焼
    かしょう

  2. 溶解
  3. 分離
  4. 結合
  5. 腐敗(黒化)
  6. 凝固(白化、赤化)
  7. 滋養強化
  8. 昇華
  9. 発酵
  10. 高揚
  11. 増殖
  12. 投入

1.煆焼

金属を燃やし金属灰にする。不純物を除去する。

魂のなかに存在する『欲求』をすべて除去し『エゴイズムと思い込んでいるエゴという欲求』『煩悩』の除去。

体現において、人生のなかで自らのなかに存在している『自分』を消していく。最初は殺し、末には『存在をなくす』にまでいたる。自らのエゴを消去する為、アイデンティティは拡散している状態を維持する。(アイデンティティの拡散を尊ぶ。)

2.溶解

金属を液状にする。濃密な状態から希釈化(薄める)される。今まで内部に隠されていたものが解放され、液のなかに溶け出してくる。原初的な第一原質(プリマ・マテリア)の状態に重なる。

魂のなかに存在している能力が外へ解放されていき、私たちの源の状態へと一時的になる。

体現において、ツインレイとも呼ばれる自分とは真逆の存在と出会うことにより、自らのなかに存在している能力が解放されていく。(出会いから第二サイレントまで)

3.分離

プリマ・マテリアの状態になると、四代元素がでてくる。この四代元素を分離する。分離することにより、魂である精気(第五元素・エーテル)が離れる。この過程では金属のなかに存在しているドラゴンの神秘的な火が必要である。

魂が四代元素としてバラバラにしていくためには内なる『聖なる怒り』が必要である。

体現において、五人と出会い、ひとり離脱する。そして『内側に存在している強い怒り』を強烈に感じ、人に対して激怒を起こす。

4.結合

四代元素がバラバラになり対立しているものをひとつに結合する。この段階を『化学の結婚』と呼ばれる。女性と男性、水銀と硫黄の結合のこと。

聖なる怒りをおこした後、四人との循環を感じる。また、この聖なる怒りの前に『従来の自分』を堕胎する。

5.腐敗(黒化)

完全なる死をむかえる。「カラスのくちばしのような黒い粉末」になる。このとき、同時に「再生」を迎えていく段階である。結合の段階でまかれた種子は懐胎される。

四人との循環を起こす。自らのなかに『自分(種子)』を孕む。

6.凝固(白化)

浄化をなんども繰り返していく。金属は最終的に『白』となっていく。

自分のなかに存在している多くの闇と向き合ったりしながら、純化を進めていく必要性がある。己のなかにあるシャドウ(自分とは真逆の存在)と向き合い、本来の自分を得ていく経緯である。最終的には『本来の自分』を認識する。
個性化にいたる過程。

7.滋養強化(赤化)

新しく生まれた(再生した)ものには養分を与え、大切に育てるため、滋養強化をさせる必要性がある。

不死鳥における再生を迎え、基本的な肉体やエネルギー体の補修を始める。今までリラックスすることがなかった人もこの段階ではリラックスを学んでいく。リラックスが『滋養強化』かと思われる。これは無意識体に向けて行われている。

8.昇華

個体を液体へとせずに、個体を気化させる。

9.発酵

金属を時間をかけて発酵させる。

10.高揚

金属の性質を高める。

11.増殖

質を高めることに成功した金属が増えていく。錬金をしなくても、量を増やすことができる。

12.投入

出来上がった赤い石(賢者の石)を投げ入れることにより、短期間で錬金をする。

後半においてだが、自分自身のなかに存在する魂をレベルアップさせていくと、最終的には自分の徳を他者にわけてあげることができるまでの徳になるよということになる。
また、この場合の徳だが、神さんが「ポイッ」と人のなかにエネルギーを入れこむことにより(いわば、人に徳をくれる構造)により、人が徳をえるというような構造をしているかと思う。錬金の方向性では、魂のなかで新しく種子を生み出し、その種を人に差し出すことができるようになってようやく『徳』とも言える。
己だけが錬金された状態を『品』とし、他者を錬金することができる状態を『徳』とし、後者においてを『賢者の石』と呼んでいるんだろうなと思いました。