コラム|ツインレイは偽悪者になれるかな。

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ツインレイステージまとめ

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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私たちにとって『よい人間になること』って目標だと思います。

ポジティブツインレイは頑張って自分と向き合い続けることがよい人間だったように、ネガティブツインレイも良い自分を見せようとするからこそ、反動という形で自身のなかに悪い部分を生み出している状態です。

ポジティブツインレイもネガティブツインレイのどちらも『よい人間になりたい』という思いは同じです。

しかし、やり方が違うんですね。そしてやり方が違うのは心理が違うんです。すべては精神に繋がっています。

ネガティブツインレイは偽善的になってしまい、偽善だからこその悪を生み出してしまいます。

 

ポジティブツインレイたちは自分と向き合うことが『善』としていますが、ではポジティブツインレイにとっての『悪』は何になるのでしょうか。

それが『偽悪』です。

偽悪とは何か。自分を悪く言うこと、これが偽悪です。

しかし、どういう意味かわかりにくいのが偽悪でもありますね。聞きなれない言葉なので少々難しいかもしれません。

 

例えば、マタギのおっちゃんが若い女の子に

「マタギと結婚なんてしちゃダメだぜ」

なんて言ったとき、これが偽悪になります。

他にも、プレイボーイが

「おれに惚れたら火傷するぜ」

も、偽悪です。

「私にあなたはもったいないわ」

と言って、誰かを振るのも偽悪です。

 

つまり、自分を悪いものだと自身が告げる事が偽悪です。

これをツインレイたちは得ていく必要性があるのではないか――と私は思っています。

なぜならば、偽悪は究極な自己肯定だからです。

自分を悪くいうことで自分を肯定しているんですね。

悪い自分という存在を肯定することは、究極の自己肯定となります。

 

偽悪者ってとても魅力的なんです。

マタギが「マタギと結婚しちゃダメだぜ」なんて言っていたら、なぜかドキッとしてしまうのが女心であり、プレイボーイに火傷してでも触れたいと思うのは、そこに自信が感じられるからです。

「私にはもったいない人です」

なんて振られた男性は、ハァーですよね、だから好きになったんですけどねっって思うはず。

偽悪って『自信がある人に見える』んですね。

自分を悪く言っても大丈夫な人ということ。

だからといって、当人がそう言っているからと他人が同じように当人を語ることは不躾な話になってくるのが偽悪です。

それはただの悪口になります。

 

また、これは劣等感や自己卑下とは形が違います。

劣等感を克服していくと、最終的には自分の悪(嫌だなと思う自分の姿)を受け入れ、その悪を偽悪として扱うことになるんです。

等身大の自分を認識している人の多くが、偽悪者です。

 

私はポジティブツインレイが自身のもつ問題を克服していった先には、偽悪へたどり着くのではないか――と考えています。

そうなってくると、善と偽悪が揃い、自分と向き合う善、自分の悪を受け入れる偽悪とし、精神的な安定がはかれます。

 

もし、自信があるような人を見かけたら、偽悪を持っているかどうかを見てみるといいかもしれません。

その自信は、自分の持つ悪を受け入れている姿かもしれません。