過去の恋愛をレイキする――愛の見返りに結婚したかった憎しみの副人格

2024年10月26日

| Ⓒ なとり

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さよなら、ツインレイ Kindle版
さよなら、ツインレイ

当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。

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今でも思い出すと憎しみが込み上げてくるほどに大嫌いな人。

若い頃、ずっと結婚がしたいと思っていた私は、一生懸命に恋愛に勤しんでいた頃がある。

恋愛依存気味だったような気もする。でも、それはやっぱり結婚がしたかったからだよなって思う。

目的がある私は一生懸命恋愛をしていた。

でも、当時の私にとって「どういう異性がいいのか」なんて判断がついていなくて、ひとまず「安定した職についている」とか、そこらへんで異性を見ていた。

それぐらい若い時にした恋愛。相手も、私が会いに行くのが当たり前で自分が会いに来たりとか『人を愛すること』は全くできず、私に愛されることが当たり前のような恋愛をしていた。

もちろん、私の方が大きな負担を抱えるような形で進む恋愛は、私の心を大きく傷つけることになった。

 

その人のことをやらねばやらねばと思いながらも後回しにしてきた理由は、本当に憎いと向き合いたくないものなのかなと思う。

ようやく向き合い初めて、レイキで癒し始める。

トランス状態へ入っていくと、私の中には明確に副人格が怒り心頭の憎しみを赤裸々に現してきた。

私は副人格へあるがままを表現してもらったところ、その元彼を切り裂き続け、一分で7回ぐらいは死んだんじゃないかってぐらいにボコボコにした。

それぐらい憎かったのだ。

その私へ「大嫌いでもいいんだよ」と伝えた。私は最初「大嫌い、大嫌い、大嫌い」と何度も2人で叫びあった。

最後に私は誇らしげに「大嫌い」と言った。

それでも傷は癒しきれていないようで、レイキでもう少し深堀りを進めていくと、深い憎しみがこんもりと詰まっている。

今や憎しみを抱えているものの当時の私は愛していたのである。

「そっか、愛していたんだ。」

しんみりと私がそんな風に唱えるものならば、違う、違う、違うと拒絶する私がいるものの、私は涙を流した。

愛していた、たしかに私はあのとき、愛していたのである。

しかし、そこには理由があった。目的があった。

私は結婚がしたかったのである。このときの私には愛への見返りが存在していた。

 

愛している、だから結婚して欲しい。

違うんだ。結婚してほしい、だから愛してる。

 

あのときの私は一生懸命に結婚をしようとしていて、その為に努力をし続けていた。

そんな私を忘れていた。

頑張ったね。ありがとう。私が結婚したがってたから、一生懸命がんばって耐えてくれていた・・・・・・。

私が結婚がしたいが為に誰かを無理やり愛さなければならず、その無理やりがあるからこそ、我慢を引き受けた人格がいた。

その人格はもうボロボロだった。憎しみでいっぱいになっていた。

ごめん、ごめんね・・・・・・。

本当は好きじゃない、本当は愛していない。

だけど、結婚がしたかったから、自分の気持ちに嘘をついて自分を傷つけていたときに生まれた私の副人格。

ごめんね・・・・・・。

今度は本当に好きな人を好きになって、愛したい人を愛そうと思う。

自分を傷つけてこない人を好きになって愛そうと思う。

私の結婚したいって気持ちの為にがんばってくれてありがとう。