過去の恋愛をレイキする――将来が不安な副人格

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さよなら、ツインレイ
当時はこれでおしまいなんだ・・・。そんな風に思いながら書いた『さよならツインレイ』。結果的にさよならしたのは、神交法の相手であるツインレイの霊体だった件。今更振り返って読んでみると納得がいく一冊だが、当時はよくわかっていなかった。
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あるときの恋愛の相手は、平凡な方だった。
だけれど、ある日、既婚者であると知った。その日、私はその人と別れた。
私は自分にレイキをあてながら、当時の恋愛相手を思い浮かべた。
今までも、この経験はトラウマ化していることはわかっていたけれど、全くもって私の中の副人格は反応がなくシーン・・・・・・としていた。
ふと言葉が浮かんだ。
私は私を助けたい。
あのときの私は助けて欲しかった。
相手が既婚者だと知ったときの絶望からたすけて欲しかった。
助けたい、助けたい。何度も唱えていくと私は感極まり涙がでた。
あのときの私がようやく反応したのである。
私は私を抱きしめながら「遅くなってごめんね」と言った。
このときの私はどうしてかツインレイの彼のような気がした。私ではなく、ツインレイの彼が私を助けたいって思ってくれているような気がした。
私は彼になっていた。
ひとしきり泣いたあと、私はうんうんと私の話を聞いた。
そして、この恋愛をしていた副人格は、将来の不安を抱えていることを知った。
どうして私がこの恋愛をしたのか。
前回は、結婚がしたいという欲求だった。
今回は、将来の不安から選んだ恋愛だった。
私はずっと不安だったのである。
将来どうなりたいのかの展望もない、何かどうなるわけでもない不安から私は異性を選んだとき、私は既婚者の男性に騙されたのである。
私は私に「ゆっくりでいいんだよ」と言った。
学生のことから、もっと言えば子供の頃から何になりたいのかすら何も無かった私にとって、将来の自分のビジョンなどなかった。
将来の夢もないし、両親も自己投影が行えず、健全な同化ができなかった私は、常に将来の不安を抱えることになった。
ゆっくりでいいんだよ。
自分のペースでいい。
将来はゆっくり探せばいい。
いつかの私は、そんな言葉を待っていました。
ツインレイの彼も一緒に私の過去と向き合ってくれているような気がする。
今、ここにはいないけれど、一緒にいるんだなと思う事例でした。