ツインレイの男女とアニマ・アニムスの原理について
私はこの世明けのツインレイを書いている内容で『愛と信頼』についてをよく書き、また、このなかで男女における循環の本質があるのではないか——と書いている。
が、ここでひとつの疑問があがる。どうしてツインレイ女性が愛で、ツインレイ男性が信頼なのか。
この理由についてをここに書き述べておこうかなと思うのだが、どうにもやっぱり、中華思想の本質など、偏見のようにも思われかねない内容なので、冒頭に『思想である』とひとつ書いておこうかなと思う。
それから、私的には、この思想自体にもユートピア感と、非現実感をも感じるため、真に受ける思想でもないかなとは思っている。
女性から男性が生まれるという本質についてだ。
先ずは女性が生まれた、次に男性が生まれた。
これは、アダムとイブの思想からはかけ離れているし、アダムの一部からイブが生まれたとして考えられているため、この思想自体がどっかの宗教により構築されたわけではないと明々白々にわかる一節のように思う。
先ずは女性が生まれ、また、次に男性が生まれたとなると、多くの宗教による思想の多くの本質が覆されてしまう。
しかし、先ずはこの『先に女性が生まれた』、そして『次に男性が生まれた』という思想そのものによるアニマ・アニムスによる本質的な意識を理解する必要性があるように感じられる。
アニマ・アニムスの原理
アニマ | 女性の原理 | 男性が持つ女性性 |
---|---|---|
アニムス | 男性の原理 | 女性が持つ男性性 |
アニマとは、男性が持つ女性性。アニムスとは、女性が持つ男性性である。
アニマ・アニムスをツインレイたちは、ツインレイの相手として投影している。
私たちはアニマ・アニムスという性別の本質的な原理レベルで、
- 男性は女性を信じることができない
- 女性は男性を愛することができない
という気質を抱えている。これがアニマ・アニムスの課題といえる。
その理由は
- 女性は男性を必要とせずとも精神ベクトルでは繁殖が可能であること。
- 男性は女性に必要とされなければ存在価値が明確に樹立させることができないこと。
として問題があげられる。
なぜ、ツインレイ女性はツインレイ男性を愛することができないのか
サイレント期間に入る前に、私たちの課題は『ツインレイ女性を信じる』『ツインレイ男性を愛する』という課題が課せられている。
見事、この信じること、愛しぬくことを終わらせていくことで、ツインレイの男女はサイレント期間へ向かうのである。
しかし、そもそもなぜ『ツインレイ女性はツインレイ男性を愛せないのか』というストーリーについてを考えてみなければならない。
このアニマ・アニムスとしての性による原理が発生するとき、アニマは『女性性』とし、アニムスは『男性性』とした。
女性は子宮を持ち、子供を産むことができる。しかし、子供を産むためには男性の精子が必要——という条件付きだ。
しかし、これは人体における生殖による交配だが、女性たちは男性による交配がなくとも『創造的な』存在である。魂そのものは、創造性を発揮し、男性がいなくとも魂を生み出すことができるだろう。
つまり、女性性たるアニマは『男性を必要としていない』のである。
この必要としていない——ということは『男性はいらない』ともいえる。
精神構築上、ツインレイ女性はツインレイ男性がいらないのが当たり前である。
アニマ・アニムスの状態にまで、精神が純化したとき、ツインレイ女性はツインレイ男性がいらないと感じるだろう。それが正解でもあり、また、この状態でアニマが純化されたとは言わない。
そして、この経緯から、ツインレイ男性は不信を抱えている。
ツインレイ男性は、ツインレイ女性が『ひとりでも大丈夫』だということを知っている。アニマは強いということをだ。
ツインレイ男性が持つアニムスの意識は、ツインレイ女性が自分を必要としていない、価値がないことを受け入れられず、価値がある存在になろうと躍起になっているともいえる。
ゆえに、アニムスの意識は『必要がない自分を捨てる』という女性不信のような意識がある。
これが、男性は女性を信じられず、女性は男性を愛することができない原理である。
アニマ・アニムスが不純化することにより、女性不信、男性愛せず——という男女が生まれる。
ツインレイのサイレント期間への突入する条件として、ツインレイ女性はツインレイ男性を愛しきる。
ツインレイ男性はツインレイ女性を信じ切ることが条件とされているかと思われる。
アニムス(ツインレイ男性)へ存在を与えるアニマ(ツインレイ女性)
アニムス(男性原理)が持つ、女性不信。
アニムスは、アニマに必要とされていない・価値がないとして捉えられたとき、自分の本質的な『無価値観』に向き合わなければならない。
なんなら、客観的に考えて、もし、魂による繁殖がアニマにより行われているのであれば、アニムスには価値がないとも言える。なぜならば、アニムスはアニマにより生み出されたものであり、アニムスは繁殖をすることが独自のみでは不可能だからである。
ゆえに、アニムスは『アニマにとって不必要な自分・価値のない自分』という劣等感を抱えている。
アニムス(ツインレイ男性)の課題は『無価値な自分』にあるとして考えられるのである。
そして、アニマ(ツインレイ女性)の課題は『無価値な存在を愛すること』にあるとして考えられ、無価値なものを受け入れることに意味がある。
ここから、アニマは『存在』、アニムスは『無』として捉えられる。アニムスたるツインレイ男性の虚無感の本質は、この『無』に存在しているのである。原理そのものが、そこには何もないことにある。
ツインレイ女性たちが途中で『無』と向き合うことになるが、ツインレイ男性が無である。何もないことに向き合い、受け入れ、空を理解していくことでツインレイ男性が導き出されていく。
そもそも『ツインレイ男性は無』であるがゆえに、存在も『ない』のである。
ツインレイ女性たちは、ツインレイ男性を追いかけているが、ツインレイ男性そのものが『虚像』であるということ。
いわば、そこに存在していないものを追いかけ続けている幻想が『ツインレイ男性と言うアニムスの実体』なのである。
つまり、アニマからすれば、アニムスは存在がないも同然——ということ。
これがサイレント期間である。ゆえに、ツインレイのふたりは『いっしょにいることができない』のである。
ここから、アニマであるツインレイ女性は、ツインレイ男性へ『アニマの気質』を持たせることにより、ツインレイ男性を実体化・存在を持たせていくことができる。
アニマ | 創造・受容 | アニムスへ価値を与える(アニムスに大事にされる) |
---|---|---|
アニムス | 無・空 | アニマに価値をもらう(アニマを大事にする) |
無を受容する。空を理解する。
これは、ツインレイの相手を理解することであり、アニマによる創造性である。無であり空の空間を創造するのである。
そこには何もない、実体がない場所へ、アニマは価値を生み出す。(これがアニマが持つアニムスへの愛である)
この状態により、アニマはアニムスを理解していくことができる。
これがツインレイの再会の兆しともいえるのではないだろうか。
いわば、アニムスは『存在していない、しかし、存在している』という価値の倒錯的なことを考えていかなければならない。
アニムスはいない。しかし、アニムスの持つ『無(または空)』を知覚する。
アニムスが無であり、空であるならば。その無や空に価値を与え、意味を齎すのがアニマである。
ツインレイ男性は存在していない。しかし、ツインレイ男性へ『存在』を与えることができるのがアニマである。
ここから、女性は男性に価値を与える。ゆえに、男性は女性を大事にするのである。
冒頭に戻る。アニムスは自分に価値がないと思っている。当たり前である。男性は女性に価値を与えられ、ようやく意味を成す。
つまり、男性は女性を必要としている。
女性は男性を必要としていない。
男性は女性に意味を見つけられるが為に、存在を生み出される。
男性はひとりで存在することができないからこそ、女性は大事にされるのである。
そして、男性へ『価値を齎すことができる女性』が価値ある女性である。
しかし、男性から価値を奪う女性は、男性から疎まれる——ということ。
問題は、女性によって男性が成立している原理を無視していること。
女性によって男性に存在や価値が生まれると言うのに、女性は男性へ価値を与えない。
男性は女性に価値を与えられているのに、男性が女性を大事にしない。
そういう時代が長く続くと、男を排除して女が上に立つような時代となる。これが時代が終わる予兆でもある。
いい女っていうのは『男性へ価値を与え、存在をもたらさせる』ことができることであり、これがツインレイ女性の在り方かなと思われる。
また、いい男っていうのは『女性から価値を与えられ、女性を大事にすること』が出来ることにある。
これって『男尊女卑』に繋がっていて「女性に尊敬される男性になりましょう、男性から一歩引くことができる女性になりましょう」ってこと。
ツインレイ男性は、女性に尊敬されるような存在になるために努力をし続け、
ツインレイ女性は、男性から一歩引くだけの自律を持っていることがあげられる。
これが男性性と女性性の原理による本質的な部分の理解かなと思います。
ツインレイ男性がツインレイ女性を必要とする——というのは、こういうことかと思われる。
アニムスはアニマがいないとダメなんだ。
ツインレイ個人はアニマとアニムスの中性性へ向かう
ツインレイたちは、ツインレイの期間を経て『意識の浄化』を行っていく。
その経緯で、ツインレイたち自身が肥やした『アニマの闇(悪魔)』と『アニムスの闇(天使)』が、サイレント期間に訪れ、この闇を乗り越えていくことにより、ツインレイ自身のなかに『純粋なアニマ』と『純粋なアニムス』という存在だけが残るようになる。
ツインレイたちは、自分自身のなかに異性性を取り込むことに成功し、自分の性別と異性性の両方を自分のなかで活かすことができるようになり、やがて中性性として完成していくことになる。
ツインレイたちはツインフレームの段階で『闇をも含むアニマ(またはアニムス)』を抱き、次に、ツインレイと出会い、アニマアニムスのなかに存在する闇をツインレイと共に除去していくことになっている。
この行いそれそのものが『神交法』なのである。
上記の通り、ツインレイ男性が、ツインレイ女性が。とアニマ・アニムスとして分離させて理解するように書いているが、実はツインレイたちが行わなければならないのは『両方』である。
ツインレイ男性のことも、ツインレイ女性のことも、両方を行っていくことになるのがツインレイ個人であり、最終的に自分自身のなかにある両性を成立されていくことが目的である。
ツインレイ男性は、女性に尊敬されるような存在になるために努力をし続け、
ツインレイ女性は、男性から一歩引くだけの自律を持っていることがあげられる。
このように、前述して書いている。
つまり、ツインレイ個人は『人から尊敬される存在になる為の努力をする男性性』と『人から一歩引き、自律することができる女性性』の両方を持ち得ることが出来ている存在として捉えることができる。
このとき、ツインレイ男性によるアニムスがツインレイ女性が持つ性質となり、ツインレイ女性によるアニマがツインレイ男性が持つ性質となるため、ツインレイによるふたりの「ツインレイの盟約」は、しっかりと相手を見極めたうえで行わなければならないのである。
ツインレイの統合前のアニマ・アニムスの闇の感情について
ツインレイは統合前にアニマ・アニムスによる闇の感情を回収することになる。
アニマが抱えている孤独感は、この地球では『不安』を生み出します。この不安は『見捨てられ不安』へと変換される為、女性性では人に捨てられる不安感を抱えています。
アニムスが抱えている無価値観は、この地球では『恐怖』を生み出します。この恐怖は『自分には価値がないことに対しての恐怖』へと変換される為、男性性では自分に価値がないことを恐れるようになります。
引用:ツインレイ統合前に回収するアニマ・アニムスの闇の感情について
アニマは、孤独感を地球では不安へと変換する。
アニムスは、無価値観を地球では恐怖へと変換する。
これは、アニマ・アニムスが分離したときに持っている固有の感覚である。ゆえ、ツインレイたちは地球の感覚である不安と恐怖を払しょくし、次に魂の感覚である孤独と無価値観を払しょくしていくことにより、ツインレイが闇を克服していく経緯をたどることができる。
ツインレイの統合前に起きる情緒不安定は、アニマ・アニムスにより生じた闇の感情である。