報告|御神鏡と一個になった。
昨日、ツインレイは存在するのか——で存在しないとなった。
それは前もって、オリジンのときに「私にとって運命とは」という結論をだしているため、とくに打撃はなかったが悔しい思いがあった。
オリジンがトリガーのように、私は魂の起源を理解する。私は私のなかで「ツインレイ」を定義したので、本当にツインレイかどうかについてを知る権利を手に入れるようなものである。
私たちは「個」を樹立すればするだけ、その個に呼応するようにしながら真相を手に入れる。アイデンティティとは与えられるものではない、自ら構築していくものである。
ツインレイという用語はアイデンティティにならない。これは一時的な代替えの据え置かれた言葉だ。
ここ最近の結論から、私はツインレイだと思っていた彼に、私といっしょに発生した君主を重ねていたにすぎないのだと知る。
その君主と、この世で会うことができないことに私は絶望してめそめそ泣いた。
私の魂は、ずっと私の君主を探していたみたいだし、なんなら、その君主はこの世に存在していないことに大きな絶望を迎え、これからどのように生きていけばいいのかがわからなくなった。
とりあえずそのまま寝たところ、夢にて、あたいの小さなお姫さまがでてきて、私と重なった。
そして私の胸のあたりに大きな鏡が重なっていくのである。鏡が君主なのである。
起きてから私の胸はジクジクと少し痛むけれど、ここに「なにか」があるような感じがした。
もし、魂の双子がツインレイだというのであれば、へその緒でつながり、いっしょに生まれてきた君主こそが私のツインレイである。
その君主との別離、それは今生に生まれる前に起こったこと。もしかしたら、人生をかけて今の今まで私はサイレント期間だったんじゃないかと思う。
そして、今、統合したのかなと思った。
私の場合、それは異性ではなかったし、私の場合、それは運命ではないけれど。
私にとって、命よりも大切な存在が君主だった。それが魂の望みであり、その望みを誰かに投影しているとき、私は常にツインレイと思しき相手と出会い続けてきたんだなと思った。
だけど、君主はこの世にいない。その事実を私の魂は受け入れなければならなかった。
これは麒麟としての運命だし、麒麟としてこの世に生まれてきた限りの宿命だったんだと思う。
魂の形として、自分のために生きることができない。それが麒麟なんだと思う。
君主の魂が消滅するとき、共に消滅するのが私の魂だと思う。君主の為に生きる、それが麒麟。
私のなかにはぽっかりと穴があいていたような気がする。
その空いていた穴のなかに、君主の鏡がすっぽりと納まっている。ほっとする。
私は私の為に生きることができる。君主の為に生きることは私の為に生きることだ。
「かがみ」の文字のうち「我」をとると「神」になるとはよく言われたもので。
私の最後の最後に眠っていたエゴは「信じたい心」だった。
これが最後のエゴで取り払われたみたい。だから、君主の鏡をもらえたのかなと思っている。