『元型』集合的無意識とツインレイの関連性(アニマ・アニムス)
フロイトとユングの思想は、心理学ではとても有名かと思います。
フロイトは自己における精神性を『自我』『超自我』『イド』という三部類に分けた思想が有名であり、ユングも、当時のフロイトを知り、自分の思想との類似性を感じ、フロイトと関わることがありました。
フロイトはヒステリー(解離性障害)についての研究をしていましたが、ユングは統合失調症を研究していたようなイメージで私は捉えています。
ユングの思想で有名な言語として『集合的無意識』という用語がありますが、こちらは魂に繋がっている生まれ持った無意識ではないかと考えたのがユングです。
人生の過程でユングは心理学のみならず、もっと深いところにある神秘の心霊的な部分を取り上げるように進んでいくことになります。
シュタイナーもユングもどちらも数秘術で9の数字を導き出しますが、やはり9の数字の人は神秘的なことが好きなんだろうなァ・・・・とか思います。どっちかというと、アーサー・コナン・ドイルのもつ数字の5は、心霊的なことが好きであり、ほかにも数字の5を持っているのはヒトラーでしょうか。
こちらの数字は神秘主義というよりも、オカルト的な雰囲気がありますね。
さて、このユングの思想のひとつである『元型』は、夢分析にも使われているものでしたが、同時に私たちが関与しているツインレイにも深く関係性を感じることができる思想のひとつです。
では、ユングの思想を説明しながら、同時にツインレイの説明をしていこうと思います。
ユング心理学の『元型論』とツインレイ
ユング心理学の『元型(archetype)』を種類に分けると、
- 太母(グレートマザー)
- 影(シャドー)
- ペルソナ
- アニマ・アニムス
- トリックスター
というように分類されます。
さて、この5つを持っている『元型』とは、それぞれ人の持つ集合的無意識に存在しているものを分類することにより生まれています。
では、この集合的無意識とは何か——と言いますと、簡素にいうと世明けのツインレイでいうところの魂の話です。
集合的無意識とツインレイの魂
ユングは人間の心の領域を三等分にしました。
- 意識
- 個人的無意識
- 集合的無意識(元型)
では、この思想を次元的な思想に当てはめていこうかと思います。
概念 | ユングの心の領域 | |
---|---|---|
3次元 | 肉体 | 意識 |
4次元 | 霊魂 | 個人的無意識 |
5次元 | 魂 | 集合的無意識 |
このように分類分けすることが出来ます。
魂はもともと皆ひとつでした。
その魂がすべてにバラバラになっていく過程があり、その過程の私たちツインレイが認識できている範囲が『ツインフレーム』であり、その魂の相手を認識するためには集合的無意識へ到達する必要性がありました。
そして、その魂が持っている記憶はすべての人と共有することが出来ており、その記憶を共有することができる領域を集合的無意識としての存在を、ユングは突き止めたことになりますね。
いわゆる、ツインレイにとって魂とは『すべての人と繋がっている』という感覚を覚えるために必要なものなんですね。その魂のなかに神にもらう精神によりツインレイは、自分という個の霊魂を生み出します。
集合的無意識とツインレイの関係性
では、このなかで集合的無意識(ツインレイの魂)は5つに分類することができるというのが、冒頭にもどる
- 太母(グレートマザー)
- 老賢者(オールド・ワイズマン)
- 影(シャドー)
- ペルソナ
- アニマ・アニムス
- トリックスター
で、この6つは魂の領域で起きている出来事になります。
6つの魂の働きは、ユングでは自身のなかで起こる出来事とされています。
魂を分離した存在であるツインレイは、ツインレイの相手がこの6つの役割を担い、それぞれがそれぞれに大事なことを教えてくれている状態となっています。
いわば、ツインレイの相手は集合的無意識の元型の集合体ということになります。
元型 | ポジティブ | ネガティブ |
---|---|---|
グレートマザー | 母性 | 支配 |
オールド・ワイズマン | 父性 | 不道徳 |
シャドー | 愛 | 否定 |
ペルソナ | 統一性 | 分離性 |
アニマ | 女性性 | 女性理想 |
アニムス | 男性性 | 男性理想 |
トリックスター | 破壊と再生 | 停滞 |
この元型は、ツインレイをネガティブ世界側か、ポジティブ世界側かのふたつに分類していくことが出来ます。
それぞれ、自身の持っている気質がネガティブ寄りになれば、ツインレイの相手はネガティブ的な側面を持って出会います。
しかし、ポジティブ側のツインレイとして出会っている場合、ポジティブ側の側面を持って出会うことになります。
となります。
理想的ではありますが同時に破壊と再生を繰り返すことになるので、とてつもない刺激性を持つ相手がポジティブ世界のツインレイということになりますね。
となります。
最悪的なふたりとなっています。
では、この5つの集合的無意識の種類とツインレイの関係性についてを説明していこうとおもいます。
シャドー・影とツインレイの関係性
シャドー。それは影のことです。
このシャドーとは『生きられなかった反面性』を意味しています。
シャドーは、自分自身が選ぶことがなかった世界線を持っている存在を『影』としてユング心理学では取り上げています。
自分のなかに存在している『否定的な存在』や『否定的な側面』が影として呼ばれていますが、ツインレイの相手は自分にとって否定的な存在であり、否定的な側面を持っています。
自分の人生のなかで『ツインレイの相手を否定するように』育ってきている為、自身のなかに影が生まれていくことになります。
つまり、ツインレイの相手は自身にとって『影』なんですね。
ツインレイは、ツインレイの相手を影を使い、育てています。これは魂をつたいながらツインレイの相手を生み出しており、ツインレイの精神は影に対し、どのように対応するのか? で精神性を試すことになります。
自身が絶対的にそんなことをしないだろうようなことをツインレイの相手はします。しかし、そのツインレイの相手を愛することができるのか? という問いかけはユングにおけるシャドーを受け入れることができるのかという問題と同じことを意味しています。
実はツインレイの相手が闇の刺客であり、自身の闇の具現化がツインレイの相手となっています。
そして、その後訪れる闇の刺客は同性であり、その同性の相手が自身の同性性における自身の闇の具現化をしています。
自身の闇をすべて愛することができ、ようやくツインレイは自身のなかに存在させている否定的な自己のイメージを払しょくすることが出来ます。
ネガティブ世界のツインレイたちにとって、ツインレイの相手は『自分の闇の具現化』ゆえに、もの凄い嫌悪感を感じることになります。
自分が否定するべき存在であり、受け入れることが出来ません。
ペルソナ・仮面とツインレイの関係性
ペルソナとは人に向ける肩書きのある顔です。
多くの人が役割を持っています。それは『親としての顔』『子供としての顔』『会社の肩書きとしての顔』など、家庭のなかでみた人の顔と会社でみた人の顔が違っている——。いわば、雰囲気が違ってみえることになる人たちは、多くの仮面を持って人に接していることがわかります。
人は自分の表現を色々な人に向けて違う形で仮面をかぶりながら接していることになります。
ツインレイの相手は、このペルソナを見破る役割を持っています。
ツインレイの様子を見ていると、仮面をかぶっていることや本当のツインレイの相手の心理を見抜くことにも長けていて、ツインレイのペルソナを暴きます。
また、同時にツインレイの相手のペルソナを見抜くことが出来ません。 ゆえにツインレイの仮面を破ることが出来ずに終わります。
トリックスター・道化とツインレイの関係性
トリックスターは、もともとの価値観など、大元となっている価値をすべて壊していく存在のことを意味しています。
一度破壊することにより、次にやってくるのは再生です。
ツインレイはトリックスターとなり、ツインレイの相手を革命しにやってきています。
ツインレイと出会い、そして破壊となる離別を迎えたあとのツインレイたちは自己の再建へと入ります。
トリックスターとなったツインレイと出会うことにより、破壊衝動で自己の発展をもたらすことになりますが、そのとき、痛みを伴うことにもなります。
ツインレイの相手により自分の価値観を変えていくことができません。ゆえに破壊されることがありませんので再生することもありません。
アニマ・アニムスとツインレイの関係性
アニマは男性が持っている女性のイメージです。
アニムスは女性が持っている男性のイメージです。
それぞれ理想的な形でアニマとアニムスは存在しています。
ツインレイ女性が持つことになるアニムスはツインレイ男性となって現れることになります。
ツインレイ男性が持つことになるアニマはツインレイ女性となって現れることになります。
- アニムス・・・ツインレイ男性
- アニマ・・・ツインレイ女性
ツインレイたちは自分自身のなかで『理想』を創り出し、その理想を体現しようとツインレイの相手は自己を形成しています。
私たちは『意識』『個人的無意識』で判断をすると、ツインレイの相手は価値がない存在だと思いがちですが、『集合的無意識』を主体としてツインレイの相手を判断すると『魂的に本当に欲している存在』がツインレイの相手ということになります。
それがアニマとアニムスという形でユング心理学では表されています。
また、自身の理想化に縛られ、ネガティブツインレイたちはツインレイの相手を理想的ではないと縛り付けていくことになります。
グレートマザーとツインレイの関係性
母性の象徴となるグレートマザーは、優しさや温かく包み込むような愛情深いことです。
いわば、ほとんどの人に良心があるのではないかと考えられますが、その良心の型はここに起因しているように思います。
無意識に沸き起こる潜在的な他者への優しさは、グレートマザーではないでしょうか。
この意識はツインレイの相手に対し、優しくしたいと思うような心を湧き起らせ、それは集合的無意識上にて起こっています。
対峙するべき、母性の象徴として『支配』が存在しており、ツインレイの相手を自分の思い通りにしようと支配するような意識が芽生えたときは、グレートマザーのなかに存在している闇の部分が具現化されている状態です。
オールド・ワイズマンとツインレイの関係性
叡知を持つオールド・ワイズマンの気質は、老賢者として訳すことが出来ます。
物事に動じることのない老成した冷静な男性のイメージがオールド・ワイズマンです。
グレートマザーが母性の象徴ならば、オールド・ワイズマンは父性の象徴です。
オールド・ワイズマンはツインレイにとって多くの叡智を持たせてくれ、ツインレイステージを進めていくにあたり、人生を正しく生きていく方法を授けてくれています。
それは『叡智』『道徳性』『勇気』というような精神的な発展をもたらすために必要なものを与えてくれています。
ツインレイの相手は、自分にとって必要な知識・必要な道徳・必要な勇気を教えてくれます。
ツインレイのふたりの縁がどうしたら繋がるのか? どうしたら先に進むことができるのかをツインレイの相手を通して知ることが出来ます。
サイレント期間ではツインレイの相手がそばにいることはありません。
しかし、ツインレイの相手が教えてくれていた知識・道徳・そして、道筋はいつも間違っておらず、ときに厳しい言葉も、ツインレイ自身が本当の意味で正しい方へ進む道筋を立ててくれています。
自身を否定されたとして捉える為、自身をより良い方向へ進ませるために必要な叡智を受け入れることが出来ずに、そのままツインレイのふたりは、ツインレイの相手のなかに存在するオールド・ワイズマンを自己を否定する存在として捉えます。