精神統合(ワンレイ)――愛しているから一人になりたい。
女性人格がでてきました。男性人格があとからでてきました。
男性人格は女性人格と「ひとつになりたい」と言いました。
元々は男女の関係性が支配と依存でした。そこにある関係性は与えられ、受け取るという関係性。
これは地上のツインレイの課題でした。
支配を受け入れた私は肉体におけるクンダリーニを半分だけ経験しました。
男性人格は「ひとつになりたい」と言いました。
そういえば、ツインレイの彼に「おせっせはひとつになる手段」と言った覚えがあります。
それは支配と依存という欲求ではなく、その先にある無の境地から生まれるクンダリーニを望んでいるようなことだったんだなと思います。
そこにあるのは欲求ですらない。
私は「一人になりたい」と言いました。
私のなかは複数人いました。だから一人になりたかったのです。誰かがいてはいけなかった。
それは現実では排除していく作業のようなものだったかもしれませんが、精神では統合していく作業だったように思います。
統合された存在は現実に投影者が必要ありません。
私はたしかに「一人」になりたかった。
現実でのこの言葉は「孤独になること」のように思いますが、精神では「統合者になること」だったようです。
私は複数人の自分をひとつの統合し、あまつ男性と女性という人格を統合させ、私を「一人」に統合したかったみたいです。
統合者になりたかったのは、愛しているからでした。
男性は女性を愛している。これを支配と呼びますが、究極の愛は「ひとつになりたい」のだと思います。
支配や依存は欲求です。欲求の先にある無心の領域で私たちはひとつになる。
これをおせっせで行っていくことができる。
ひとつになりたい。それは「男女を融合させたい」のであり、「ひとり」という概念になりたい。
だから、私がもし今孤独なのであれば、それは正しく私が望んでいる現実です。
私が今ここで「ひとり」なのは、ツインレイがそばにいないのは、それは私の望みです。
私は一人になりたかったからです。
それはツインレイの彼への投影を終え、投影人格を統合させ、私は「一人」になりたかったからです。
すべては私の望み通りです。
私は、この世に「一人になりたい」から生まれてきました。
もし、ツインレイの彼が魂の双子であったり、統合しなければならないのであれば、私はその事実を否定したい。
私は、この世に彼とは別の存在であり、一人でありたいからこそ、生まれてきました。
確かに彼と私はひとつだったことがあります。
しかし、私がこの世に生まれたということは、彼と私は別の存在であることを明確に理解したいからでもありました。
過去、ふたつはひとつでした。その名残もありますが、私は確かに、もう既に「一人」という独立した存在になっていることを知りたかったのです。
それは統合し投影を終え、いつかの彼を異性人格として保有する投影人格を人格統合することで完全なる『個』へと成立させることができる。
すべては愛しているからです。
いつか、双子として分離したあなたを愛しているからでもありますが、同じ分だけ私は私を愛しているのです。
どうか許して欲しい。
私が「ひとり」という存在になり、あなたを切り捨てていく私を許して欲しい。
私は私を愛したいのです。あなたが私を愛してくれたように。
あなたと私の分離は、愛しているからこそ。
あなたと私は確かに愛し合いました。その愛が叶い、私もあなたも、ふたりでひとつではなく、ふたりがふたりになりました。
愛はあなたを認識しました。
愛は私を認識しました。
私がひとりの存在であることを、あなたの愛により自覚され、私は「一人」になりました。
ツインレイは愛し合うからこそ、その愛により相手を認識し分離する。そして「一人」になり、孤独となる。
私がこの世に生まれてきた理由は「一人になるため」です。
ツインレイが究極の愛とするのは、一人になるからです。統合者になり、一人という概念になるからです。
私はあなたを投影することがなくなります。私はもうあなたを見つけることはできません。
あなたのなかに私を見つけることが出来なくなります。
私が誰とも似ても似つかない「ひとり」だからです。独立者だからです。
私が今、精神的に「統合という一人」になるのは、私の究極の自己愛所以。
私はこの世の誰をも投影せずに独立的になる。
私は「たったひとり」です。
私は私という存在が「たったひとり」です。
ツインレイの相手は、この世にたったひとりだけの存在だと言います。
ツインレイとはふたりを意味し、関係性を伝えている。
そう考えてみると、私の状態は「ワンレイ」と呼ばれるものだと思います。
ワンレイがふたつそこに揃えば、それはツインレイになる。ふたつの魂が元々がひとつであったという過去の経験はなくなりません。
元々ひとつであったふたつの魂がそれぞれワンレイへと昇華し、ようやくツインレイなのだと思います。
ツインレイの『片割れ』と呼ばれるのはもう御免。
彼と私はセットでなければ、語られないのか。
私は世界に『双子の一人』ではなく、『一人』として認識されたい。
私は一人になりたい。ツインレイではなく、たったひとりのワンレイになりたい。
私の自己愛。
私は私をどこまでも愛している。だから一人になりたい。